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届いたばかりのSoloとT51を比較してみる [CL AlgoRhythm Solo]

P3282975.JPG

届いたばかりですがとりあえずファーストインプレッションをしてみます。
iModより上の音なのは明らかでしたのでT51との比較形式で書くことにしました。




◆音質について(T51との比較)

試聴環境は以下の通りです。

P3293072.JPG

A:iPhone4 ⇒ AlgoRhythm Solo ⇒ ALO金メッキ銀単線 ⇒ fi.Q(構成はサイドバー参照) ⇒ Mage x6
B:T51 ⇒ ALO金メッキ銀単線 ⇒ 以下同上

T51やfi.Qは鳴らしこみは済んでいる状態です。


以下のレビューはあくまでこの環境で聴いた印象です。
主観がもろに入っていますので流し読みしていただけると助かります。



まず結論を先に書きますと私の印象では Solo > T51でした。eイヤで試聴した時はSolo >= T51だと感じましたがじっくり自宅で聴いてみるとSoloの方が優位かなと思いました。ただ差が歴然かと言われるとそうでもないです。


少し細かく書きますと

・低域
比較してみるとT51はバスドラがSoloに比べると気持ちよく聞こえる感じでいい意味で若干締まりが足りない感じでしたがSoloはどちらかというとT51ほどの量感はなく両者を比較した場合Soloの方がタイトに聴こえます。沈み込みは両者共に悪くないと思います。低音の量は私が聴いた印象ではT51の方がやや多めかなというぐらいでどちらも多いことには変わりはないと思います。解像感に関してはSoloの方がいい印象でした。

・中域
これに関してはそこまで差があるとは思いませんでしたが若干T51の方が暗めでぼやけるかなと。Soloの方が全体的に見通しがよいのでT51の方が若干曇って聴こえるかなという感じで質自体はそこまで大差はないようでした。

・高域
高域に関してはSoloも低域よりではありますがT51より量は出ています。
Soloの方がソースに敏感でT51は音源問わず落ち着いた印象です。
Soloの方がソースによっては粗く聴こえることもありましたのでより解析的と言えると思います。

・音場、定位、全体について
音場については明確に違いました。T51は左右に広く前後はあまり感じられませんが、SoloはT51より左右には広くないものの、その分前後もT51より広く感じられます。立体的と言うと若干誇張ではありますがこのせいもあってか見通しはSoloの方がいいですね。

定位もT51よりもよく、Soloの方がベールを1枚取ったような感覚があります。音源の位置はSoloの方が明確ですし、低音が多めではありますが中高域がぼやけている印象はありません。若干T51の方が全体的にぼやけているかなという程度でT51も決して悪い音ではなくコスパは圧倒的にT51の方が上です。

ただ、空間表現、定位はSoloの方が結構優位だと思います。この点は明確な差があると思います。
そういった意味でも全体的に解像感はSoloの方があるような印象を受けますね。
深みのある音と言ってもいいのかもしれません。奥行きが感じられて個人的にSoloの方が好みです。

それと出力の大きさですが私はSoloの方がほんの少し大きいかなと感じるぐらいでほぼ同じと考えていいと思います。

また、eイヤのレビューにある「鮮度が良くなる」、「音が甦る」というのは個人的にぴったりの表現だと思いました。




音質については以上です。
エージングはあまり期待はしていませんが明確な変化があった場合は別途記事にでもしようと思います。耳が慣れる場合もありますので個人的には期待はしていません。

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<3月31日追記>
◆仕様に関して
充電時間は正確に測っているわけではありませんがほぼ3時間のようです。

また、説明書には記載されてはいませんがバッテリーが切れる前はLEDが緑から赤に変わります。
切れる何分前かは検証していません・・・
大体赤に変わってから2~3分ぐらいで切れるみたいです。

またランタイムについても正確には測っておりません。
大体の時間がわかりましたら追記します。
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◆その他使い勝手など

Soloは外観も音も中々だと思いますが、やはり価格がネックなのではないでしょうか。
やはりALOから買っても音だけで評価すれば高いです。アップルの認証云々で高くなってしまうのは仕方が無いかもしれませんがこれが国内で3万はないにしても4万ならもっと買う人が増えるのではないかと思いますね。

使い勝手に関しても残念な点があります。
USBとミニジャックが同じ面にないのはちょっと致命的だと個人的に思います。
こういった点はHP-P1の方がだいぶ考えられているようです。

P3293051.JPG

短いDockケーブルで強引に重ねてもみましたがこれはちょっと・・・
DockとUSBどちらともL字のケーブルを自作しないと厳しいですね。


その他の残念な所は開腹したら以外に隙間があったのでSPDIFがなければもっと薄くなっていたのではないかという部分ですね。まあこれは仕方がないのかもしれませんが・・・




それと話が脱線しますがHP-P1と比較されることが多いと思いますが音に関しては好みではないかなと思います。より解析的に聴きたいのであればHP-P1、より音楽的に聴きたいならSoloかなと試聴した時に思いました。

個人的にですが問題になるのは運用に関してではないかと思います。
既に気に入っているPHPAを持っていて3段重ねにしたいのか、一体型で済ませたいのかという点が重要な気がします。もちろんHP-P1のDACの音が好みでアンプは外部を使用することも可能ですが、そうなるととたんに使いにくくなるような気がするんですよね。

私はどうしてHP-P1のラインアウトを前面に持ってこなかったのかがちょっと疑問です。iPodからのデジタル出しを売りにしているわけですからラインインは後面にしてラインアウトを前面にしてもよかったのではないかなと。そうすれば3段重ねのケーブルの取り回しも楽になりますよね。

このことに関しては人によって色々と意見が違うかと思いますのでみなさんがどう思っておられるのかが少々気になりますね・・・


しかしこうして色々考えてみるとSoloもHP-P1も使い勝手が完璧ではないのが本当に惜しいような・・・
今度はFOSTEXでアンプを取っ払ったポータブルDACの製品を出して欲しいです・・・
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