DAC9018Dの修理とか [Renew DAC9018D]
最近ClassAAヘッドホンアンプのレイアウト作成をサボっている代わりに昨年作ったバランスヘッドホンアンプとかFujiwara氏のDAC9018Dを色々弄っている。
半年以上前に箱詰めしてから中身を全く触りもしないのもアレかと思って弄り始めると音がコロコロ変わって面白い。
発端はDACの出力のオフセット問題だった。
なぜかLチャンネルだけDACの出力のオフセットがホット、コールドともに40mV近く出ていて差動で見た時に
80mVぐらい出ていた。ぺるけ式平衡アンプは出力にカップリングコンデンサが入っていたからよかったものの
もし他のコンデンサレスのアンプを使っていたら危なかったかもしれない…
DACの出力をフィルタに接続したままで負荷を見せた状態でテスターで測るとDACの出力自体にオフセットが
あったためDACが壊れたのかと一瞬思ったが無負荷で見てみるとオフセットは出ていなかった。ほっ。
そこでフィルタ基板の入力抵抗値を見てみたらLチャンネルのホットだけ若干差があった。半年以上前に
箱詰めした時は問題なかったので回路定数は問題ないはずだしと思って基板をよく見たら隣り合う抵抗の
皮膜が若干くっついてたのでそいつらを物理的に離したら綺麗さっぱり入力抵抗値が元に戻った。
まさか抵抗の皮膜がちょっと触れただけで若干抵抗値が変わってしまうとは思わなかっただけにびっくり。
そうなるとコンデンサとかもスリーブと言えども接触させないほうがいいのだろうか?
このフィルタ基板は抵抗をパラにつけて無理やりちょうどいい定数を作ったりと色々無茶をしていたり
オペアンプの近くに抵抗を配置しているのでオペアンプを何回も交換したりしている時にうっかり手が
抵抗に触れて少し動いてしまったのかもしれない。今後オペアンプを交換する際は十分注意しようと
思う。
その他、ちょうど中身を開けたんだからといって他にもちょこっと弄ってみた。
弄ってみた箇所は下記の通り
①ポストフィルタのオペアンプ交換
②ケースに落とすGND
③コンデンサのスリーブ剥き
まずオペアンプをOPA604に変更してみた。
バランス出力でオペアンプを4回路も使っていたので毎回オペアンプローリングするのに4回路分のオペアンプ
を準備しないといけないので中々他のオペアンプに変更する気になれなかったので放置していたが、DACを
開けたことだし買ってしまえと1回路350円のOPA604を4つ購入。OPA2604は素直な音だとどこかで聞いて
いてさらにショップにチラッと寄ったらそこまで高くなかったのでこいつに決めた。他にももっと安価な
LME79710とかあったけどそれはまた後日買ってみようと思う。
ずっとTHS4631という中々いいお値段のするオペアンプを使用していて、艶感がありエネルギッシュな音で
気に入っていたが若干低音が足らないのと空間表現がT1では微妙な感じだったがOPA604に変えてみると
・艶感がなくなりニュートラル~ややドライな音の質感に変化
・かなり下の低域(超低域?)がTHS4631に比べて出る
・音の輪郭がはっきりし、余計な響きは少なめ
・空間はTHS4631よりやや開放的
といった変化があった。エージングができていないのか聴き始めは高域がやや刺さり気味でいい印象は
なかったが鳴らし込むと中々悪くない。ボーカルに艶感が出てほしいが生音系のソースだと余計な響き
がなくこちらの方が原音性に優れているような気もする。ただ空間表現はそこまで改善せずのっぺり。
次に②のDACのGNDを色々変えてみた。
上記のDACを構成する基板は合計で9枚。
・DAC基板
・USB to I2S基板
・DAC用デジタル電源基板(3.3V)
・DAC用アナログ電源基板 3.3V (Rチャンネル)
・DAC用アナログ電源基板 3.3V (Lチャンネル)
・USB to I2S、LCDディスプレイ用電源基板(5V, 3.3V)
・ポストフィルタ用±15V電源基板(Rチャンネル)
・ポストフィルタ用±15V電源基板(Lチャンネル)
・DAC ポストフィルタ基板
トランスをLとRで分けているので必然的に電源基板も倍になっているすごい贅沢な構成。
これだけ物量を投入しているにもかかわらず音はそんなに良くないという汗
DACの基板がベタアースになっていることもあり当初はDAC基板から筐体にアースを落としていた。
これでも音はそこまで悪いわけじゃないけど弱々しくごちゃごちゃした音に聞こえていたらしい。
1点アースをやめて色々な組み合わせも試してみたが最終的にはポストフィルタに使用する正負15V電源
基板のセンタータップの部分をLch,Rchそれぞれアースに落とすとT1で低音が増え、空間が広くなった。
このへんはよくわかっていないが必ずしもDAC基板をアースに落とさなくても音がよく聞こえるらしい。
後段に接続するアンプとか聞くヘッドホンについても違うと思うのでなんとも言えないが、GNDの取り方を
変えることで多少は音の調整ができるのは確かみたいだ。
今のところOPA604に変更してT1で聞く場合は正負電源基板を基準にGNDを取ったほうが低音が前に
出てくれて空間も広くなりいい音に聞こえる。
③についてはスケルトン抵抗とかあるぐらいだからコンデンサのスリーブ取ったらどうなるかということを
試しにやってみた例。個体電解コンはさすがに剥けなかったが、電源のコンデンサのスリーブを取ったら
やや音の広がりが増えた気がする。プラシーボかもしれないのでなんとも言えないが。それよりもなぜか
DACの筐体の蓋を閉めた音よりも開けた音の方が音の広がりがいいことにびっくり。
シールドという意味では上にも蓋をした方がいいような気もするけどなんでだろう?
と、上記のようにちょこっと手を加えるだけでも音を自分好みに変えることはできそうだ。
自分好みの音に変えるのはどうすればいいかはまだわからないけど色々トライアンドエラーをしてみたい。
そういえばあまりレイアウト作業は進んでいないけどDACのポストフィルタ基板もプリント基板を作ってみる
のもいいかも。さてどうしよう…
電源回路はどうしましょう [Class AA ヘッドホンアンプ]
オーディオ用の電源回路についての知識がまるでないのでまずはLTspiceで人まねをしてみる。
勉強のためにお気楽オーディオキット資料館のヒロ様が頒布されている定電圧電源基板タイプDの回路をちょこっとだけ
変えてシミュレーションしてみた。
トランスを用いた電源回路はダイオードとコンデンサで整流してその後にRCのローパスを組むとか3端子
レギュレータを繋ぐとかそういう程度の知識しかなかったので、まずは勉強のために人まね。
この誤差電圧増幅回路の動作を理解しているわけではないしこの回路方式が音にいいのかもわかってない。
回路をパッと見てみると基準電圧にチェナーダイオードもしくはシャントレギュレータを用いており、
この基準電圧を増幅するアンプのように見える。フィードバックをかけることで出力電圧値を決めているみたい。
とりあえずこのTL431というシャントレギュレータがどれぐらいきれいな電圧を出すのかすらよくわかって
いなかったのでR1,C6を追加してLPFをつけてみた。ちなみにトランジスタのランクはいつものごとく適当。
簡単な回路らしいけどR2とR6がなんの役割を果たしているのかすらわからない…保護とかだろうか。
ついでにC7,C15もなんだろう…
その他、参考回路との差異としてはトランスをセンタータップなしのものを使用する前提でダイオードの個数を
倍にした部分。バランスアンプで使用することを考えた時に思いつきでこうしてみたけどどうなんだろう。
バランスアンプってGNDに電流が流れないなら電源基板も極力同じようにした方がいい気がする。
あと負荷や出力のコンデンサに対してもバランスアンプだとGNDを介さないで電流のやり取りをするのが
正しいんじゃないかと思ってR9,R10,C17はGNDと繋げていない。正しいのかなぁ…
念のためC8,C16とGNDに対してもコンデンサを入れているけどこの辺もジャンパとかを用いて繋いだり
浮かせたりできるようにしておくと後々色々な実験ができそうな気がする。
ヒロ様のマニュアルなどを読むとこれは簡素的な回路らしく、負荷を重くしていくとリップルが結構増える
みたいなのでもう少し回路に手を加えて安定度の高い電源回路にする必要があるのかもしれない。
完全ディスクリートがいいのか帰還部に広帯域のオペアンプを使った方がいいのか低ノイズのレギュレータIC
を使うのがいいのか音にとってはどの電源回路がいいのだろう?
勉強のためにお気楽オーディオキット資料館のヒロ様が頒布されている定電圧電源基板タイプDの回路をちょこっとだけ
変えてシミュレーションしてみた。
トランスを用いた電源回路はダイオードとコンデンサで整流してその後にRCのローパスを組むとか3端子
レギュレータを繋ぐとかそういう程度の知識しかなかったので、まずは勉強のために人まね。
この誤差電圧増幅回路の動作を理解しているわけではないしこの回路方式が音にいいのかもわかってない。
回路をパッと見てみると基準電圧にチェナーダイオードもしくはシャントレギュレータを用いており、
この基準電圧を増幅するアンプのように見える。フィードバックをかけることで出力電圧値を決めているみたい。
とりあえずこのTL431というシャントレギュレータがどれぐらいきれいな電圧を出すのかすらよくわかって
いなかったのでR1,C6を追加してLPFをつけてみた。ちなみにトランジスタのランクはいつものごとく適当。
簡単な回路らしいけどR2とR6がなんの役割を果たしているのかすらわからない…保護とかだろうか。
ついでにC7,C15もなんだろう…
その他、参考回路との差異としてはトランスをセンタータップなしのものを使用する前提でダイオードの個数を
倍にした部分。バランスアンプで使用することを考えた時に思いつきでこうしてみたけどどうなんだろう。
バランスアンプってGNDに電流が流れないなら電源基板も極力同じようにした方がいい気がする。
あと負荷や出力のコンデンサに対してもバランスアンプだとGNDを介さないで電流のやり取りをするのが
正しいんじゃないかと思ってR9,R10,C17はGNDと繋げていない。正しいのかなぁ…
念のためC8,C16とGNDに対してもコンデンサを入れているけどこの辺もジャンパとかを用いて繋いだり
浮かせたりできるようにしておくと後々色々な実験ができそうな気がする。
ヒロ様のマニュアルなどを読むとこれは簡素的な回路らしく、負荷を重くしていくとリップルが結構増える
みたいなのでもう少し回路に手を加えて安定度の高い電源回路にする必要があるのかもしれない。
完全ディスクリートがいいのか帰還部に広帯域のオペアンプを使った方がいいのか低ノイズのレギュレータIC
を使うのがいいのか音にとってはどの電源回路がいいのだろう?
Class AA平衡アンプだとどうなる? [Class AA ヘッドホンアンプ]
面白そうなヘッドホンアンプを作ってみたい(Class AA) [Class AA ヘッドホンアンプ]
ラーメン紹介 魚雷[熊本] [食べ物]
<魚雷辛辛ラーメン(豚骨魚介ベース)>
久しぶりに熊本に帰ったので魚雷に辛いラーメン、つけ麺を食べに行きました。
熊本市内に住むこと4年でしたが友人に教えてもらうまでは全然行ったことがなかったのですが連れて行って
もらって見事にはまってしまったところです。
・魚雷(つけ麺)
http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43008443/
・魚雷(ラーメン)
http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43010053/
どちらが先にできたのかはわかりませんが、熊本市内の中心より少し離れた藤崎宮前駅の近くにあるのがつけ麺が食べられる魚雷で、ラーメンが食べられるのが下通りというアーケード街近くにある安政町店です。
ただ辛いだけでなく、スープも麺も旨味があり癖になる味だと思います。次の日お腹の調子が悪くなることも
あるぐらいなのですが、それでも一度食べるとやみつきになる、そんなお店です。個人的につけ麺を出す方の
店舗の方がやや辛く感じるような・・・
〆としてラーメンorつけ麺の後にスープをかけていただく魚雷飯も美味しいですのでこれを見て行って見ようと
思った方は是非ラーメンorつけ麺に魚雷飯も頼んでみるといいのかも。
熊本に帰る度に食べにいかなければ…